印象派の絵はそんなに観なくても良いかと思っていたが、日本初公開の絵が半数であるようだし、一応観ておくかと九州国立博物館の展覧会に行ってきた。平日昼間なのに客が多く、やはり日本では、印象派の絵は人気があるのだなあ。それではいつものように気に入った作品を羅列する。
- アングル夫人の肖像 ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル 1814年頃
- 彫刻家ルブッフの肖像 ギュスターヴ・クールベ 1863年
- ピアノ前のカミュ夫人 エドガー・ドガ 1869年
- サン・マルコ沖、ヴェネツィア フランチェスコ・グァルディ 1780-85年
- カナル・グランデ、ヴェネツィア アントーニオ・カナール(カナレット) 1738-42年
- ブージヴァルの夏 アルフレッド・シスレー 1876年
- 14歳の小さな踊り子 エドガー・ドガ 1880-81年(原作)1932-36年(鋳造)
- イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ) ピエール=オーギュスト・ノワール 1880年
- 自画像 フィンセント・ファン・ゴッホ 1887年
- 日没を背に種まく人 フィンセント・ファン・ゴッホ 1888年
- ヴァイオリニスト ジョルジュ・ブラック 1912年
アントーニオ・カナールの精緻でパンフォーカスな風景画や、アルフレッド・シスレーが立ち上がる夏を描いた「ブージヴァルの夏」がとても良 く、エドガー・ドガの「14歳の小さな踊り子」が展示されているとは思わなかった。何だか得をした気分。そして、ジョルジュ・ブラックの「ヴァイオリニスト」が意外にも観ている人が多かった。