2017-11-02
新桃山展 大航海時代の日本美術
なんだかんだと久し振りに展覧会へ。今回は九州国立博物館の新桃山展。いつものように気に入った展示品を羅列しておく。
- 策彦周良像 柯雨窓賛 中国・明時代
- 渡唐天神像 方梅厓書 中国・明時代
- 油滴天目 中国・建窯 中国・南宋時代
- 唐獅子図屏風 狩野永徳 安土桃山時代
- 柳橋水車図屏風 長谷川等伯 安土桃山時代
- 白天目 瀬戸・美濃 室町時代
安土桃山から江戸までの時代の中で、貿易やキリスト教の布教と共に伝播した唐物や南蛮文化を紹介するのがこの展示の大まかな流れで、美術展というより博物展という印象だった。輸入された美術品・装飾品・書物などが日本へどのような影響を与え、そしてそこから生まれ出でた文化がどのように花開いたのかを指し示すものであった。桃山文化については、意外にもWikipediaにまとめられている。
2017-02-15
宗像・沖ノ島と大和朝廷展
出土されるような太古の土器にはさして興味が湧かないので見送ろうと考えていた展覧会だったのだけれど、ちょうど出かける用事があったのと、この地方に於ける社会や文化の基礎となる部分を認識しておくのは必要な事のようにも思えたので行くことにした。
展覧会のページを観て頂くと判るとおり、素焼きの土器の展示が多かった。私は陶器や磁器を鑑賞するのは結構好きだが、それが土器となると途端に興味を無くしてしまう。ただし火焔土器は面白いと思う。でもそれくらいである。勉強のつもりでさらにつらつらとと観ていくと「宗像君の宝玉 勾玉」が展示されていた。これは大変に美しい宝物であった。こういうアースカラーと、そこから一つ飛び抜けた彩度の高い色との組み合わせはとても心地良い。そしてそこから更に進むと奈良で出土した金製指輪と福岡で出土した金製指輪と韓国で出土した金製指輪が並べて展示されていた。この展示物は展覧会の中でも特に見どころとされていて、展示会のページにはこうある。
沖ノ島の国宝を象徴する黄金に輝く指輪。シルクロードの流れを汲くむ黄金の指輪は、まさに日本とアジアのつながりを示す資料と言えるでしょう。新羅王の陵墓である皇南大塚南墳の出土品をはじめ、日本と韓国の指輪18点が一堂に会する史上初の試みです。
確かに、いずれの地域の指輪も同じテイストである。5世紀頃の朝鮮と日本は、工芸的にはほぼ同じ文化を享受していたように思える。その美的表現は日本風でも、朝鮮風でも、中国風でもない。強いて言えばアジア風。いや、そうとも言い切れない気もする。例えば風の谷のナウシカや精霊の守り人に出て来るような、ユーラシア大陸の何処かとしか言えないような無国籍なテイストが在る。これはとても楽しい学びであり、もとともは観る気がなかった展覧会だっただけに、何だか得をした気分であった。
2014-11-09
九州クリエイターズマーケット Vol.8
先月の終わり頃に、友人と共に船小屋までこれを見に行った。要はクラフト市なのだと思うが、どうして「九州」なんて大げさな冠被せたのだろうと思っていたら、出店者が九州各地から来ているようだ。中には関西圏からの出店者も居た。もちろん福岡からの出店者が一番多いのだが、これから大きくしていきたいという主旨なのだろう。
結果としては楽しかった。まったく私の趣味ではない出品も多かったが、中には私の物欲を刺激する出品もあり、緩みそうになる財布の紐を何度も締め直さなくてはならなかった。現在私は緊縮財政をモットーとして生活しているのだ。ならばそういう場所に行かなければ良いのだが、取り敢えずどのような催しなのか知っておかなければならないので、物見遊山に参じたという訳である。
しかしそういう状況であっても物に一目惚れはしてしまうもので、とうとう下図のオブジェを買った。1,400円である。それくらいは良いだろうと思って。これは熊本の「グータリアン」という工房が出品していたもので、他にも幾つか欲しいオブジェが在ったがどうにか耐えた。実を言えば他の出店者の商品で、薄い真鍮の板とガラス玉で作ったクジラのオブジェが欲しかったのだが、値札を見ると80,000円だったので早々に諦めた。
ところでこの催しの会場の外には、飲食のブースとライブエリアが在った。家族でやって来て、半日くらいかけて見て回るつもりの人も結構居そうだったので、飲食ブースは在った方が良いと思うが、ライブスペースは居るだろうか。マーケットとは別枠でという事なのかも知れないが、観たいと思うだろうか。実際に正午前に会場を出る際には、殆ど客は居なかったと思う。
