2019-02-11
京都醍醐寺展
国宝や重要文化財が揃ってるようなので九州国立博物館で観てきた。相変わらず自分好みの展示品を列記する。
- 薬師如来および両脇侍像 作者不明 平安時代
- 如意輪観音坐像 作者不明 平安時代
- 五大明王像(不動明王・降三世明王・軍荼利明王・大威徳明王・金剛夜叉明王)作者不明 平安時代
- 不動明王坐像 快慶作 鎌倉時代
- 虚空蔵菩薩立像 作者不明 平安時代
- 孔雀明王図像 作者不明 鎌倉時代
- 善女竜王図像 深賢筆 鎌倉時代
- 不動明王図像 信海筆 鎌倉時代
- 金剛童子図像 信海筆 鎌倉時代
- 諸菩薩像 作者不明 鎌倉時代
- 絵因果経 作者不明 奈良時代
さすがに充実しており、例えば五大明王像など迫力のある仏像が多かった。降三世明王や軍荼利明王の躍動的な姿、手足の配置のバランスが惚れ惚れするほどに見事であった。そして、私は何故かしら如意輪観音坐像が好きで、この寺の所蔵する如意輪観音坐像もとても良かった。醍醐寺に参詣した事はないが、これらの仏像を拝見出来るとなれば行ってみたい気もする。
展示品とは別に、パネルで顕教と密教の違いについて説明していて面白かった。何となくは知っていたが、比較して説明して貰うととても判りやすい。
2017-04-24
タイ展
日タイ修好130周年記念特別展という九州国立博物館の展覧会。「世界初!門外不出の仏教美術の名宝が間もなく日本に!!」という触れ込みだったので、これは行かねばと思い行って来た。ともかく仏教美術、仏像である。けっこうな台数の仏像をそれぞれに眺めていると、どれもよく似ている事に気付く。様式を元より、顔や体系が似ているのだ。日本には半島を経由して様々な様式のものが大陸から入って来ているのだろうから、わりにバラバラな印象を受けるのだが、タイの仏像はモデルが同じだとしか思えないくらいに似ている。それに、日本の場合は膨よかな顔立ちや体系が多いが、タイの場合は細面で体系は細マッチョである。しかも肉付きも良くて肌がツルツルしているような質感があり、性的な印象を受ける。中には、左半身が男性の身体で、右半身が女性の身体のものまで在った。偶像の立ち位置が少し違うのかも知れない。
例によって、気に入った展示品を羅列しておく。
- 仏陀・法輪・仏塔図奉献板(ドヴァーラヴァティー時代 8世紀)
- 有翼動物上の仏陀三尊像(ドヴァラヴァティー時代 8世紀)
- クベーラ坐像(ドヴァーラヴァティー時代 7〜8世紀)
- 菩薩立像(ドヴァーラヴァティー時代 7世紀)
- ナーガ上の仏陀坐像(シャリーヴァジャヤ様式 12世紀末〜13世紀)
- 菩薩頭部(プレ・アンコール時代 8〜9世紀)
- 仏伝図結界石(ドヴァーラヴァティー時代 9世紀)
- 本生図結界石(ドヴァーラヴァティー時代 9世紀)
- 天人像(スコータイ時代 14世紀)
- 仏陀坐像(スコータイ時代 15世紀)
- ハリハラ立像(スコータイ時代 15世紀)
- ラーマ二世王作の大扉(ラタナコーシン時代 19世紀)
- プラ・ラーマイ経(トンブリー時代 18世紀)
2015-01-31
九州仏展
前記事の展覧会と同時期に福岡市博物館で催されていたもの。またしても箇条書きにて羅列してみる。
- 如来立像(福岡 浮獄神社所蔵 平安時代前期)
- 十一面観音菩薩立像(福岡 長谷寺所蔵 平安時代前期)
- 脇侍菩薩立像(大分 大楽寺所蔵 平安時代後期)
- 薬師如来立像(福岡 福岡市美術館所蔵 平安時代後期)
- 阿弥陀如来及両脇侍像(鹿児島 長崎阿弥陀堂所蔵 平安時代後期・鎌倉時代)
- 天部形立像(佐賀 愛染院所蔵 平安時代後期)
- 四天王立像(文化庁所蔵)
- 釈迦如来像(熊本 荒田観音堂所蔵 平安時代後期)
- 牛頭天王坐像(佐賀 素鵞神社所蔵 平安時代後期)
- 不動明王立像(熊本 西巌殿寺所蔵 江戸時代)
- 文殊菩薩騎獅像(福岡 飯盛文殊堂所蔵 鎌倉時代)
持ち帰った出品リストに幾つか書き込みがあり、自分で書いた割りには要領を得ないものがあったりする。
例えば上にも挙げた、佐賀愛染院の天部形立像は両肩から先が損なわれており、そこには雲龍の木彫が宛がわれていた。余りぴったり合ってはいなかったので、もしかするとそれ用に彫られたのではなく、たまたま合いそうだから間に合わせに宛がっていただけなのかも知れない。その異様さというか、両腕に龍を従えた天部像が禍々しいほどの格好良さだった。
他には、長崎県の法清寺観音堂の収蔵庫に収められている木彫群が良かったと書いてある。たしか写真の展示だけがあったはずだ。リンク先の写真とは違い、倉庫然とした狭い空間にまるでボックスアートのように木像が詰め込まれている写真であった。それがまた異様な雰囲気で、そこが良かった。
以下にメモを箇条書き。何れも九州の仏像に関することだが、最後はただの感想である。
- 兜鎧姿の四天王は九州固有の表現である。
- 南宋と、八幡信仰の影響が見られる。
- 畿内と、中国朝鮮の影響が入り交じっている。
- 運慶の流れが見られる。
- 朝鮮の仏像と陶器はフォルムが似ている気がする。

