もう一月以上前になるが、福岡市美術館のゴジラ展を観に行った。展示内容は多岐に渡り、スーツ(着ぐるみ)・ジオラマ・模型・設計図・スケッチ・資料・雑誌等々がずらりと陳列されていた。それらが「昭和ゴジラ」「平成ゴジラ」「ミレニアムゴジラ」と年代別に類型化したものを、何故かゴチャ混ぜにして展示されていた。一応キャプションにはどの年代の物か判るようにゴジラの影絵が印されていたが、慣れるまではそれぞれのゴジラのシルエットの差違が判りにくかった。しかし、内容自体はなかなか面白かった。個人的には、模型や設計雨、スケッチの類いが興味深かった。例えば、出品リストから抜粋すると以下のようなもの。
- ムーンライト SY-3 デザイン画(青焼き) 豊島睦画 1968年 「怪獣送信劇」
- 戦艦三笠 造形用図面 東宝特殊美術係画 1969年 「日本海大海戦」
- 三原山火口 超音波発信機 造形用図面 1984年 「ゴジラ」
- 首都防衛戦闘機スーパー X 内部図解 長沼孝画 1984年 「ゴジラ」
- スーパー X 模型 1989年 「ゴジラ vs ビオランテ」
- 特殊潜航艇さつま 模型 2001年 「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」
- ゴジラ 2000 ミレニアム 造形デザイン 酒井ゆうじ造形 1999年 「ゴジラ 2000 ミレニアム」
実を言えば、私は「昭和ゴジラ」以外は全く観ていない。もし観ていたらもっと楽しめたのだろう。惜しい気はするが、今更仕方がない。ところで、現在ロードショー中の「シン・ゴジラ」は周囲の評判が非常に良い。観ようか観まいか、悩み中である。
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